人材教育、組織作りが加盟の決め手に。リフォーム事業を拡大も【生活支援サービス導入インタビュー:株式会社ホームセンターバロー様】
株式会社ホームセンターバロー
代表取締役社長 和賀登 盛作 様
~今こそ、変化する時だ~
Q.企業のご紹介
A.スーパーマーケットをメインに、ホームセンター、ドラッグストア、スポーツジム、ペットショップなど、バローグループ内で岐阜県を中心に全国1000店舗以上展開している企業です。ベンリー事業を導入したホームセンター事業部としては、愛知県、三重県、岐阜県など約40店舗展開しています。現在ベンリーについては2015年4月よりベンリーバロー各務ヶ原中央店、2016年9月よりベンリーバロー可児坂戸店の2店舗を展開しています。
Q.導入のきっかけ
A.ここ数年で、お客様のご要望・ご依頼の変化が著しく、今までであれば誰でも出来るようなことが出来なくなり、お客様から「あれを取り付けて欲しい」、「交換して欲しい」などのご依頼をいただく事が増えてきました。そういった背景もある中で、半年程前に、全店で来店客調査を行なった所、来店されるお客様のうち、60%以上が60歳以上の方だという現状も判明しました。お客様からの声と調査の数字、その両面から「高齢化が進む中で、今後ますますお客様のニーズは増えてくる」、そう感じた事が、この事業を始める大きなきっかけになりました。
また、兼ねてより、従来の店舗でお客様を待つ商売だけでなく、もっとお客様の近くで商売が出来ないかと思っており、暮らしのお困りごとを解決するという事を、ホームセンター事業の新しい柱としてやりたいと考えておりました。
そんな中、取り付けや修繕などのご要望はよく耳にするようになりましたが、実際受付け窓口に入ってくる数はそれほど多くありませんでした。更に、窓口で受け付けたご要望は、基本的に他の業者にお任せしていた為、スピード感がなく、費用的にも見合わないことから、お客様の需要に応えきれていない事も大きな問題点でした。そこで、本格的なサービス体制を作っていきたいと思った事が、この事業を始めようとした理由です。
Q.人選決定のポイント
A.我々は商品を売るということに対してはプロですが、お客様のご自宅に伺い、サービスの対価を得ることについてはプロではありません。自社で仕組みを構築しようと検討したこともありますが、我々が10年や20年とノウハウの構築に時間をかける事になってしまうと、世の中の変化のスピードに対応できないと判断致しました。フランチャイズに加盟した方が、よりお客様のニーズにあったものを我々のサービスとして展開できるのではないかと考えました。また、ベンリーは非常に教育体系や企業の考え方がしっかりしており、こういった企業と組むことによって、我々のノウハウが蓄積できるのではないかと考え加盟を決めました。
Q.熱を持った社員へ成長
A.3名から毎日、手書きで報告書が届きます。私はそれを見て、それぞれが葛藤しながらも日々成長している事を感じていました。また、このサービスが世の中の為になるのだと、三人ともその思いを強くもって、研修に望んでいると感じました。この思いを今後売り場で実現できれば、お客様へも伝わり、よりビジネスとして拡大するのではないかと考えております。
Q.相乗効果への期待
A.商品を買われたお客様に対して取り付けまでを対応するなど、対応力やスピードの面でサービスの向上が図られて、物販のほうも拡大するのではと思います。また、お客様のご自宅のちょっとしたリフォームのお仕事も頂戴でき、リフォーム事業の拡大にも結び付けられるのではと考えております。
Q.生活支援サービス事業に取り組みにあたって
A.我々は物売りです。良い商品であれば継続的にお客様が買っていただける事はよくわかっております。また同様に、ベンリーのようなお客様のお困り事を解決するソリューションビジネスは、サービスの質が重要なカギとなってくると捉えています。
ベンリーと似たような事業を展開されている企業様は他にもありますが、人をいかに作っていくかという教育体系や仕組み作りについては、ベンリーがピカイチだろうと私自身は思っております。
Q.今後の展望
A.商材の扱いや知識に長けているという強みを生かして、ベンリー事業の拡大と本業の物販、更にはリフォーム事業の拡大を図っていく予定です。